当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています
総合病院と診療所の看護師の違いはどんなこと?
総合病院と診療所の看護師の違いはどんなことがあるのでしょうか?
総合病院から診療所、もしくはその逆に関しても、簡単に転職できるわけではありません。そこからも様々な違いがあることは分かりますよね。
総合病院は診療所の看護師になると転職先から除外される?
総合病院は診療所の看護師になると、転職先から除外している看護師が多くなります。
これは、診療所の看護師になった時点で、夜勤ができない、残業が難しい、日祝は休みが良いなど、総合病院では到底叶えることができない条件面が理由となって選択していることが多いためです。
しかし、実際に診療所で数年間仕事をすると、総合病院では仕事についていけない、と考えるようになります。つまり、条件面で仮にクリアしたとしても、仕事面での不安が生じてくるのです。
では、どういった部分で仕事面での不安が生じるのでしょうか?
総合病院と診療所の大きな違いは、患者様の命に直結する場面に遭遇するケースの多さです。総合病院では、患者様の死にも頻繁に遭遇する可能性がありますが、診療所では直接的にはほとんどありません。
診療所で受診した患者様を総合病院に紹介し、そこで亡くなるというケースは当然ありますが、診療所の看護師としては直接的に死に関わったわけではありません。
患者様の急変や急患というのは、死に直結するものですので、スピードや的確な判断を要し、そして気持ちを張って業務を行っているため、精神的な疲れも感じます。
一旦診療所での勤務に慣れてしまうと、そういった環境で仕事ができるかというと、なかなかできるものではありません。
よって、看護師としても診療所から総合病院への転職を希望するケースは少ないですし、総合病院の人事担当者も、診療所で数年以上勤務している看護師は積極的に採用しないという傾向があります。
総合病院は診療所の看護師になりやすい職場なの?
総合病院は診療所の看護師になりやすい職場なのでしょうか?
上記では診療所から総合病院は難しいと説明しました。ということは、逆に総合病院から診療所は簡単なのではないか、と思えてきますよね。
しかし、実際は総合病院から診療所に転職するのも、それ程簡単なことではありません。というのも、総合病院と診療所で看護師の業務が大きく異なるためです。
総合病院では多くの看護師が在籍しており、役割分担の中で患者様に対するケアを行っています。チーム医療という中で、自分自身の役割を全うすることが出来れば良いのです。
しかし、診療所はチームというよりは院長のフォロー、サポート業務となります。つまり、いかに院長が診察をしやすい状態にできるかということを念頭において仕事を行っていく必要があります。
メイン業務も、総合病院では入院患者様の状態の把握、急変時の対応となりますが、診療所の場合は院長の診察介助、採血・点滴・注射といった感じになります。
つまり、総合病院で長く勤務しているから診療所でも問題なく勤務できるというわけではなく、一旦リセットして診療所で看護師に求められることに順応していくことが重要になってきます。
総合病院と診療所 看護師が選択するポイントは?
総合病院と診療所 看護師が選択するポイントにはどのようなものがあるのでしょうか?
上記の違いをもとに考えると、看護師が主体となって業務を行うのか、それとも医師のサポート役に徹するのか、という部分になります。
看護師は医師の指示の下医療措置を行うということになりますので、どういった職場であっても医師のサポート業務には違いありません。
しかし、総合病院では看護師が独立して看護部として活動しています。そして、医局と話し合いを行いながら、医師と看護師がお互いに連携をとって医療を提供しています。
診療所の場合は、看護師の上司は医師、つまり院長です。院長が直接指揮を取り、院長の指示に則って業務を行っていきます。
もちろん、総合病院と診療所には勤務時間などの条件的な違いも多くありますが、それ以上に仕事内容の違いもしっかりと押さえておかないと、早期退職に繋がる可能性が高くなります。
なお、診療所と総合病院の勤務時間についての違いは、「診療所の看護師の志望動機にはどういったものがあるの?」をご覧ください。
まとめ
総合病院と診療所の看護師について説明してきましたがいかがでしたか?
総合病院の看護師から診療所の看護師に転身、もしくはその逆に関しても簡単なことではありません。
これは、仕事内容がどちらが難しいということではなく、各々求められていることが異なるため、仕事の感覚が違ってきます。
それに慣れることができなければ、どちらのパターンであっても、早期退職に繋がってしまいます。
しかし、仕事内容の違いというのは、何となくはイメージ出来ても、実際のところはなかなか分かりません。結局は勤務してみないと分からないとなりがちです。
そういった時に、看護師転職支援サイトの転職コンサルタントに相談すると、求人票には掲載されていない勤務していた看護師の生の声や、看護部長や院長の印象なども教えてくれます。
総合病院であれば看護部長、診療所であれば院長がどういった人なのかを把握することが、長く勤務できる環境を探すにあたって重要なことになります。
その手助けを転職コンサルタントが行ってくれますよ。
執筆者情報
診療所の看護師求人 編集部
診療所の看護師求人は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。