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診療所の看護師の給料は勤務時間の割に・・・
診療所の看護師の給料は勤務時間の割にどうなのでしょうか?
診療所に関しては給料の金額が高いか安いかという面だけでなく、勤務時間や拘束時間などと照らし合わせて給料を評価する傾向にあります。
診療所の看護師の給料が安いと感じる理由
診療所の看護師の給料が安いと感じている看護師は多いと思います。これはイメージとして思っている看護師もいるでしょうし、実際に勤務する中で安く感じている看護師もいます。
診療所の給料が安いと感じている看護師は、実際に金額が安いという面もあるとは思いますが、それ以上に拘束時間が長く感じていることが多いです。
ここで拘束時間と説明したのは、診療所の場合に勤務時間と拘束時間を分けて考える必要があるためです。
勤務時間というのは実際に仕事をする時間のことですが、拘束時間というのはどういったものなのでしょうか?
これは、診療所では勤務時間ではありませんが、勤務時間と勤務時間の間に空き時間があり、1日の拘束時間で考えると10時間以上に感じてしまう、というケースを指しています。
例えば、午前診が9時〜12時で、午後診察が16時〜20時だとします。この場合、求人票上の勤務時間としては7時間となることが多いのですが、実際に間の4時間は完全な休憩にならないことがあります。
ケースとして、診療所内で休憩を取りながら電話対応を行うこともあります。また、午前診が1時間伸びて、午後診の準備などで1時間早く仕事にとりかかることもあります。
こうなると間の時間は2時間になってしまいます。ただ、この2時間が拘束されない自由な時間であれば良いですが、診療所内で過ごさなくてはいけない診療所もあります。
好きで診療所内にいるのは構いませんが、いたくないのに診療所内にいないといけないとなると、拘束時間として感じてしまうこともあるでしょう。
こういったことから、間の4時間のうちの2時間は準備など、2時間は診療所内に拘束となると、全て拘束時間のようなものです。
更に、この準備などに費やした2時間が残業として勤務時間扱いになっていれば、まだ納得できると思いますが、勤務時間の定義が曖昧になっていることも多く、残業扱いにならないケースもあります。
また、昼食をとるための休憩が1時間となっている病院が多いですが、診療所の場合1時間昼食休憩、という概念はありません。
何故かと言うと、形式上午前診は午前診、午後診は午後診で分かれており、各々単体で6時間を超えることはほとんどないためです。
連続6時間を超える勤務の場合は最低45分の休憩が必要です。これがいわゆるお昼休憩です。つまり、お昼休憩というのではなく、お昼の空き時間に好きなようにして、という感じなのです。
こうやってみていくと、午前診と午後診の間の時間をどれだけ自由に過ごすことができるかで、給料に対するイメージも変わってきますよね。
診療所の看護師が給料に不満を感じないケースは?
診療所の看護師が給料に不満を感じないケースというのは、大きく分けると2通りあります。1つは上記で説明した拘束時間が短いことです。
診察時間として午後診が早く終了する、例えば18時台に終了するところなどでは、給料に対する不満は少なくなります。
そして、もう1つは週の勤務時間が何時間になっているかです。診療所の場合、純粋な勤務時間に関しては週35時間くらいになっていることも少なくありません。
例えば、1日7時間勤務で木曜日の午後、土曜日の午後、日祝休みという診療所は週35時間勤務ですよね。こういったところでは、給料に関して安いと感じることは少なくなっています。
診療所の看護師の給料の金額自体は実際にどうなの?
診療所の看護師の給料の金額自体は実際にはどうなのでしょうか?
地域差はありますが、実はその地域の相場に合わせて、それ程診療所によって給料に差はないのが実情です。
例えば、関東の都心部であれば月給25〜30万の間になっていることが多く、関西の都心部では25万前後が多いですね。
これは、多くの場合で時給×勤務時間によって月給が算出されているためです。時給は大体地域によっての相場がありますし、1日の勤務時間も大幅に変わりません。
また、仮に1日の勤務時間が7時間の診療所と8時間の診療所があったとしても、週の労働時間としては大体40時間くらいになっています。
つまり、時給が変わらなくて勤務時間が変わらなければ、給料に差は少ないと言えます。
しかし、上記で説明したような拘束時間に関しては、この勤務時間にはならないため、拘束時間が長い診療所は月給が安く感じるのです。
勤務時間ではないグレーゾーンになりがちな拘束時間がやはりポイントになっています。
まとめ
診療所の看護師の給料について説明をしてきましたが、いかがでしたか?
診療所の看護師の給料は実際のところとしては給料が安いというわけではありません。しかし、拘束時間となる、勤務時間なのか休憩時間なのか分からないような時間が、給料が安いと感じる要因になっています。
ということは、診療所に転職する際には、拘束時間が短い診療所を探すと良いわけです。ただ、そうなると選択肢が少なくなってしまうことが多いため、拘束時間が短く感じる診療所を探すという手段もあります。
そのために必要な情報がいくつかあります。
例えば、診察時間と診察受付時間が分かれているかは重要です。受付終了時間が30分前になっていることが多いですが、これがあると診察終了時間が伸びません。結果として休憩時間がしっかりととれます。
そしてもう1つは、休憩時間は診療所を閉めているかどうかです。診療所を閉めてしまって職員も外で休憩する、というところの方が、間の時間を自由時間としてしっかりと活用することができます。
自宅に帰って家事をこなしても良いですし、趣味や習い事ができるのであれば、そういった時間にしても良いでしょう。
この時間を有意義に過ごすことができると、拘束時間という感覚がなくなり、給料に関しても不満がなくなります。
そういった休憩時間の情報などは、看護師転職支援サイトでは把握していることが多いので、気軽に問い合わせてみると良いですね。
執筆者情報
診療所の看護師求人 編集部
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